本ページでは xrdp を機能別に、できるだけ最近の動向を動向を追いかけながら紹介します。 == 自動セッションリサイズ == == 暗号化 == xrdp は Remote Desktop Protocol の [[http://msdn.microsoft.com/en-us/library/cc240771.aspx|Standard RDP Security]] に対応し、クライアントとの通信は RC4 で暗号化されます。暗号化レベルは4段階あり、xrdp.ini の crypt_level で暗号化レベルを設定できます。 {{{ [globals] bitmap_cache=yes bitmap_compression=yes port=3389 crypt_level=high channel_code=1 }}} '''low''' ではクライアントからサーバに送信されるデータのみが 40bit RC4 で暗号化されます。サーバからクライアントへ送信されるデータは暗号化されません。 '''medium''' では low と同じく 40bit RC4 で暗号化されますが、サーバからクライアント、クライアントからサーバの双方向でデータが暗号化されます。 '''high''' では双方向のデータが 128bit RC4 で暗号化されます。 '''fips''' では [[http://blogs.msdn.com/b/openspecification/archive/2011/12/08/encryption-negotiation-in-rdp-connection.aspx|FIPS 140-1]] に基づいた方式で暗号化されます。 同一セグメント内など、非常に限られたネットワーク内で使用する分には low でも問題ありませんが、特に理由がなければ '''high, fips 以外は使用しない'''ことをおすすめします。パフォーマンスにも大きな差はありません。 2013年11月13日にマイクロソフトから RC4 を無効にすることを推奨する [[http://blogs.technet.com/b/srd/archive/2013/11/12/security-advisory-2868725-recommendation-to-disable-rc4.aspx|Security Advisory 2868725]] が公開されましたが、RC4 の代わりにより強固な TLS を使用する [[http://msdn.microsoft.com/en-us/library/cc240795.aspx|Enhanced RDP Security]] には--(2013年11月現在非対応)--__2014年11月現在暫定的に対応済__です。 参考までに、RC4 は現在「推奨すべき状態ではなくなったが、互換性維持のために継続利用を容認する暗号技術」という状態になっています。 * [[http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20130426/474102/|“日本の標準暗号”が10年ぶり大改定、国産暗号削減よりもRC4とSHA-1の監理ポスト入りが影響大 ]] == ファイル共有 == == クリップボード共有 == xrdp はクリップボードでテキスト・ビットマップの共有に対応しているほか、クライアントとサーバの間でファイルをコピー&ペーストすることができます。実際にクリップボード経由でのファイルコピーが動作している様子は、下記動画をご覧ください。 {{{#!rhtml }}} == サウンドリダイレクト ==