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"X11RDP-RH-Matic"の差分

3と4のリビジョン間の差分
2016-03-01 09:10:47時点のリビジョン3
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2016-06-16 05:14:02時点のリビジョン4
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CentOS 6, 7 を主たるターゲットとして開発しています。プライマリサポートとなっているディストリビューションは実際に動作を確認したものです。セカンダリサポートとなっているものは、動作確認はしていないが動作することが期待されているものです。 CentOS 6, 7 を主たるターゲットとして開発しています。開発は CentOS 7 上で行っており、最新の RHEL クローンとひとつ前のバージョンサポートします。
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=== プライマリサポート ===
 * CentOS 7
=== 動作確認済み ===
 * Red Hat Enterprise Linux Server release 7.2 (Maipo)
 * CentOS release 6.5 (Final)
 * CentOS release 6.6 (Final)
 * CentOS Linux release 7.2.1511 (Core)
 * Scientific Linux release 6.5 (Carbon)

=== たぶん動くディストリビューション ===
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 * CentOS release 6.5 (Final)
 * Scientific Linux release 6.5 (Carbon)
 * Red Hat Enterprise Linux Server release 6.5 (Santiago)

=== セカンダリサポート ===
 * Fedora release 20 (Heisenbug)
 * Red Hat Enterprise Linux Server release 7.0 (Maipo)
 * Other RHEL clone 7
 * Oracle Linux 7
 * other RHEL 6 or 7 clones
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2014年9月現在の最新版は v1.0.4 です。master ブランチを取得--(するか各バージョのタグを取得)--してください。下記の例では master ブランチを取得します。 安定版は master ブランチを取得、開発版は develop ブラを取得してください。下記の例では master ブランチを取得します。
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依存関係で必要となるソフトウェアを自動的にインストールしながらビルドが進んでいきます。必要に応じて root への昇格を sudo を通じて行うので、sudo で root になれるように予め設定しておいてください。 依存関係で必要となるソフトウェアを自動的にインストールしながらビルドが進んでいきます。必要に応じて root への昇格を sudo を通じて行うので、sudo で root になれるように予め設定しておいてください。ノンストップでビルドを進めたい場合は、NOPASSWD を sudoers に設定してください。

== 主要なオプション ==
主要なオプションを紹介します。ここに書かれた情報は古い可能性があるので最新の情報は --help を参照してください。

 * '''--noinstall''' ビルドのみ行い、ビルド終了後にインストールを行いません。
 * '''--nox11rdp''' x11rdp (バックエンド) をビルドしません。
 * '''--with-xorg-driver''' x11rdp の後継となるバックエンドの xorgxrdp をビルドします。
 * '''--https''' git clone を https のみで行います。ファイアウォール等で外に出られるポートが制限されている場合に使用します。
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などとして、手動でデーモンを起動してください。 などとして、手動でデーモンを起動してください。SELinux 関連の問題でデーモンが起動しない場合があります。いくつか回避方法があるので、下記 Bugzilla を参考に対応してください。

 * https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1177202#c15

これはなに

Red Hat 系の Linux ディストリビューションで xrdp & x11rdp を簡単にビルド&インストールするためのツールです。 簡単にいうと X11RDP-o-Matic の Red Hat 版です。

ツールの目的は X11RDP-o-Matic とほぼ同じで、ディストリビューションによっては必ずしも最新の xrdp のパッケージが用意されていない場合がありますが、本ツールを使うと最新の xrdp & x11rdp を簡単にインストールできます。ビルドしたバイナリは rpm 形式のパッケージとして作成された上でシステムにインストールされるため、アンインストールの際もコマンド一発で綺麗に削除できます。

質問などあれば github の issue またはユーザ会のメーリングリストにお願いします。日本語で大丈夫です。

対応ディストリビューション

CentOS 6, 7 を主たるターゲットとして開発しています。開発は CentOS 7 上で行っており、最新の RHEL クローンとひとつ前のバージョンサポートします。

おそらく RHEL6 以降のクローンであれば動作すると思いますが、リストに載っていないディストリビューションで動作確認ができた場合はぜひ報告してください。

動作確認済み

  • Red Hat Enterprise Linux Server release 7.2 (Maipo)
  • CentOS release 6.5 (Final)
  • CentOS release 6.6 (Final)
  • CentOS Linux release 7.2.1511 (Core)
  • Scientific Linux release 6.5 (Carbon)

たぶん動くディストリビューション

  • Scientific Linux 7
  • Oracle Linux 7
  • other RHEL 6 or 7 clones

必要なもの

  • git

github から X11RDP-RH-Matic を取得するために git が必要なので yum で予めインストールしておきます。

$ sudo yum -y install git

使い方

安定版は master ブランチを取得、開発版は develop ブランチを取得してください。下記の例では master ブランチを取得します。

$ git clone --depth 1 -b master https://github.com/metalefty/X11RDP-RH-Matic.git

ダウンロードしたらディレクトリに入り、X11RDP-RH-Matic.sh を実行します。

実行の際には /tmp の空き容量が 1GB 前後必要ですので注意してください。--tmpdir オプションで他のディレクトリを指定することもできます。

$ cd X11RDP-RH-Matic
$ ./X11RDP-RH-Matic.sh

依存関係で必要となるソフトウェアを自動的にインストールしながらビルドが進んでいきます。必要に応じて root への昇格を sudo を通じて行うので、sudo で root になれるように予め設定しておいてください。ノンストップでビルドを進めたい場合は、NOPASSWD を sudoers に設定してください。

主要なオプション

主要なオプションを紹介します。ここに書かれた情報は古い可能性があるので最新の情報は --help を参照してください。

  • --noinstall ビルドのみ行い、ビルド終了後にインストールを行いません。

  • --nox11rdp x11rdp (バックエンド) をビルドしません。

  • --with-xorg-driver x11rdp の後継となるバックエンドの xorgxrdp をビルドします。

  • --https git clone を https のみで行います。ファイアウォール等で外に出られるポートが制限されている場合に使用します。

インストール後の設定

エラーにならずに無事に終了したら、xrdp & x11rdp はシステムにインストールされ、デーモンが起動し、リモートデスクトップクライアントから接続できる状態になっています。他のパッケージと整合性を取るため、インストール後に自動起動しないようになりました。使っている OS にあわせて

# systemctl enable xrdp
# systemctl start xrdp

などとして、手動でデーモンを起動してください。SELinux 関連の問題でデーモンが起動しない場合があります。いくつか回避方法があるので、下記 Bugzilla を参考に対応してください。

X11RDP-o-Matic と違い、ログインセッションを設定するツールは(まだ)ないので、/etc/xrdp/startwm.sh を手動で編集してください。

アンインストール

X11RDP-o-Matic でインストールした xrdp & x11rdp をアンインストールするには以下のコマンド実行します。

# yum remove xrdp x11rdp

開発ブログ

v1.0.0 のリリースノートはこちらです。

こちらで最新の開発状況などを書いているかもしれません。